シンガポール旅行の予算はいくら?|3泊4日のモデル費用を項目別に解説

シンガポール旅行の予算はいくら?|3泊4日のモデル費用を項目別に解説

シンガポールは「東南アジアで最も物価が高い国」です。タイやベトナムの感覚で予算を組むと、確実に足りません。

一方で、食事をホーカー中心にすれば、東京旅行より安く済むのも事実です。この記事では、3泊4日を軸に、節約型から快適型まで具体的な数字で整理します。


結論:3泊4日の総額目安

プラン総額(1人)内訳の特徴
節約型12万〜16万円ホステル、ホーカー中心、MRT移動
標準型20万〜28万円中級ホテル、外食ミックス
快適型40万〜60万円高級ホテル、レストラン中心

最大の変動要因は宿泊費です。シンガポールのホテルは、同グレードの東京・大阪より2〜3割高い水準にあります。

📌 為替前提2026年7月時点で1SGD=約126円過去1年でSGDは対円で約9.32%上昇しており、日本円ベースの旅行コストは1年前より確実に上がっています。


① 航空券:時期で倍近く変わる

東京〜シンガポール往復の目安

時期LCCフルサービス
オフシーズン3万〜5万円7万〜10万円
通常期5万〜7万円10万〜14万円
繁忙期(年末年始・GW・お盆)8万〜12万円15万〜25万円

主な就航キャリア:シンガポール航空、ANA、JAL、スクート(LCC)、ジェットスターなど。

節約のポイント

  • 火・水曜出発が安い傾向
  • 3〜4ヶ月前の予約が最も価格が安定
  • 深夜便を使うと宿泊費を1泊分削減できる

注意点:シンガポールは飛行時間が7〜8時間。LCCで座席が狭いと、到着日が潰れることがあります。滞在日数が短いほど、快適性への投資は効きます。


② 宿泊費:ここが最大の支出

1泊あたりの目安(1室)

タイプ価格(SGD)円換算
ホステル(ドミトリー)S$30〜60約3,800〜7,600円
ゲストハウス・格安ホテルS$80〜150約1万〜1.9万円
中級ホテル(3〜4つ星)S$180〜300約2.3万〜3.8万円
高級ホテル(5つ星)S$400〜700約5万〜8.8万円
マリーナベイ・サンズS$600〜1,200約7.5万〜15万円

エリア別の考え方:

  • オーチャード — 買い物重視なら最適。価格は高め
  • マリーナベイ — 夜景と観光の中心。最も高い
  • チャイナタウン / ブギス — コスパ良好。ホーカーも近い
  • リトルインディア — 最安値帯。雰囲気は好みが分かれる
  • セントーサ島 — リゾート型。市街地観光には不便

在住者視点のアドバイス:シンガポールは国土が狭く、MRTで大抵の場所に30分以内で行けます。立地に高い金を払う必要性が、他都市より低い国です。チャイナタウンやブギスに泊まって浮いた分を食事に回すほうが、満足度は高くなりがちです。


③ 食費:戦略次第で3倍の差

ここが最も自分でコントロールできる項目です。

ホーカー中心の場合

観光客が主にホーカーセンターで食事をする場合、1日あたり約SGD 25。小額紙幣でSGD 30〜40も持っていれば十分です

日常的なホーカー料理はSGD 3.50〜7の範囲に収まります。

3泊4日(実質4日分)= S$100前後=約12,600円

レストラン中心の場合

  • ランチ:S$25〜50
  • ディナー:S$60〜120
  • カフェ・軽食:S$15〜25

1日S$120〜200=約15,000〜25,000円 3泊4日=約6万〜10万円

押さえておくべき「隠れコスト」

レストランでは、表示価格に GST 9% とサービスチャージ 10% が加算されます。メニューの「++」表記がその合図。

S$50のコースが、会計ではS$60近くになります。表示価格の約1.2倍で予算を組んでください。

一方、ホーカーセンターでは表示価格が最終価格です。チキンライスがS$5と表示されていれば支払いもS$5で、チップの習慣もありません。

特別枠:チリクラブ

チリクラブはSGD 60〜80/kgで、イーストコースト・シーフードセンターが定番です。2人でS$120〜180は見ておきましょう。

これは1回だけの贅沢と割り切るのが賢明です。


④ 交通費:驚くほど安い

シンガポールの公共交通は、旅行者にとって最大のコストメリットです。

手段価格
MRT(地下鉄)1回S$1〜2.50
バス1回S$1〜2
Grab(配車アプリ)市内S$10〜20
タクシー市内S$12〜25
空港→市街地(MRT)S$2.50前後
空港→市街地(Grab)S$25〜35

1日の交通費目安:S$5〜10(約630〜1,260円)

支払い方法:日本のクレジットカード(Visa/Mastercardのタッチ決済対応)をそのまま改札にタッチできます。EZ-Linkカードを買う必要はほぼありません。

Grabについて:東南アジア全域で使える配車アプリ。日本で事前にアプリを入れておくと、到着後すぐ使えます。深夜や雨天はタクシーより確実です。


⑤ 観光・アクティビティ費

スポット料金(SGD)円換算
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(温室2棟)S$32〜53約4,000〜6,700円
マリーナベイ・サンズ展望台S$32〜36約4,000〜4,500円
シンガポール動物園S$50前後約6,300円
ナイトサファリS$55前後約6,900円
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールS$83前後約10,500円
シンガポール・フライヤーS$40前後約5,000円

無料で楽しめるスポットも多い:

  • マーライオンパーク
  • ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの屋外エリア
  • スーパーツリー・ライトショー(夜2回)
  • マリーナベイ・サンズの噴水ショー
  • ボタニックガーデン(世界遺産)
  • チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリート散策

3泊4日の観光費目安:S$80〜200(約1万〜2.5万円)

USSに行くかどうかで大きく変わります。


⑥ 通信費:ここは事前準備が効く

シンガポールは公共Wi-Fi(Wireless@SG)が整備されており、モール、ホーカーセンター、MRT駅で無料接続できます。

ただし、移動中のナビゲーションやGrabの配車には、常時接続が必須です。

選択肢と価格:

手段目安
日本の携帯の海外ローミング1日980〜3,000円
現地SIM(空港購入)S$12〜30
eSIM(事前購入)500〜2,000円程度
ポケットWi-Fi1日500〜1,500円

最もコスパが良いのはeSIMです。空港のカウンターに並ぶ必要がなく、日本にいる間に設定を済ませられます。

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返金条件も確認を:未使用のeSIMは購入から30日以内であれば全額返金の対象となります。使用開始後は、データ使用量が1%未満であれば部分返金の対象になる場合があります。


モデルプラン別・総額シミュレーション

【節約型】3泊4日・1人

項目金額
航空券(LCC・通常期)55,000円
宿泊(ホステル3泊)15,000円
食費(ホーカー中心)13,000円
交通費3,500円
観光(無料スポット中心+1箇所有料)6,000円
通信(eSIM)1,500円
雑費・土産8,000円
合計約102,000円

【標準型】3泊4日・1人

項目金額
航空券(フルサービス・通常期)110,000円
宿泊(中級ホテル3泊/2名1室で按分)45,000円
食費(ホーカー+レストラン)32,000円
交通費6,000円
観光(主要3〜4箇所)18,000円
通信2,000円
雑費・土産15,000円
合計約228,000円

【快適型】3泊4日・1人

項目金額
航空券(フルサービス・良席)150,000円
宿泊(5つ星3泊/2名1室で按分)110,000円
食費(レストラン中心+チリクラブ)75,000円
交通費(Grab中心)15,000円
観光(USS含む)30,000円
通信2,000円
雑費・土産30,000円
合計約412,000円

予算を抑える実践テクニック

1. 食費をホーカーに寄せる 最も効果が大きい。エアコン完備のフードコートは、同じ料理でもホーカーセンターより25〜40%高い価格設定です。屋外のホーカーを選びましょう。

2. 観光エリアの飲食店を避ける 標準的なホーカー料理がSGD 8〜10を超える場合、観光地価格の可能性が高いと考えてください。

3. 無料スポットを組み込む ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのライトショー、噴水ショー、ボタニックガーデンは無料で、しかも満足度が高い。

4. MRTを使い倒す Grabは便利ですが、1日3回使うとS$40〜60。MRTなら1日S$8程度です。

5. 酒類は覚悟が必要 シンガポールは酒税が非常に高く、ビール1杯S$12〜18が普通です。バーでの飲酒は予算を一気に押し上げます。飲む方は別枠で予算を確保してください。

6. 到着日と出発日の使い方 チャンギ空港自体が観光地です(ジュエル、無料の映画館、庭園)。深夜便待ちの時間も潰せます。


いつ行くのが最適か

シンガポールは赤道直下で、年間を通じて気温は26〜32℃。明確な乾季・雨季はありませんが、目安は以下の通りです。

時期特徴
2〜4月比較的雨が少ない。ベストシーズン
5〜7月暑さのピーク
8月ナショナルデー(8/9)で街が賑わう
11〜1月雨が多い(北東モンスーン)
6〜9月ヘイズ(近隣国の煙害)のリスクがある年も

価格面:年末年始、旧正月(1〜2月)、F1シンガポールGP(9月頃)は宿泊費が高騰します。


持っていくべきもの

  • 折りたたみ傘 — スコールは日常
  • 羽織るもの — 屋内の冷房が非常に強い
  • モバイルバッテリー
  • 小額紙幣(S$2、S$5、S$10) — ホーカー用
  • サンダル+歩きやすい靴
  • 日焼け止め

不要なもの:変換プラグは英国式(BFタイプ)が必要ですが、ホテルで借りられることが多い。現金の大量両替も不要——カード決済がほぼ全域で使えます。


まとめ

質問答え
最低いくら必要?約10万円(LCC+ホステル+ホーカー)
標準的な予算は?約20〜25万円
一番削れる項目は?食費(ホーカー活用で1/3に)
一番削れない項目は?宿泊費と航空券
現地通貨は必要?少額あれば十分。カード決済が主流

シンガポールは「高い」と言われますが、食事の選び方次第で総額は大きく変わる国です。ホーカーという世界的にも稀な選択肢がある以上、予算を理由に諦める必要はありません。

むしろ、高級レストランを回るより、ホーカーで地元の食文化に触れるほうが、この国の面白さは伝わってくるはずです。


主な参照元

本記事は2026年7月時点の情報です。航空券・宿泊費・為替レートは常に変動します。最新の価格は各予約サイトでご確認ください。

Klook.com